それは初日の夜……

4/4
前へ
/4ページ
次へ
 その時、僕はようやく、  ――返事をすれば、この幽霊の声は止まるかも……――  と気づき、はい――と言おうとしたが、あわてていて舌が動かず、 「は……」  次の瞬間、僕の体を舌のように柔らかい物が包んだ。 「うわ――!!」  ……ゴックン……
/4ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加