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「そんなことはないよ、とても良い香りだ。日本でも売ってるの?」 「残念ながら俺も貰ったものなので」  先ほどよりも稜弥から香る匂いが薄れているような気がした。それがちょっと残念に思える。 「それよりも先生、早くなにか羽織らないと風邪を引きますよ」  稜弥に指摘され、彩都はやっと自分が未だに上半身裸なのに気がついて、慌てて寝室に駆け込んだ。
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