番外編【 涼サイド】

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菜々さんに好きだったと言った日、菜々さんに好きだと言われたあの日、 菜々さんが俺の彼女になった。 それが未だに信じられない時がある… 片思いが長すぎたせいだ。 だけど、あの夜は彼女とはキス以上のことはしなかった。 初めて気持ちが通じ合ったあの夜、ただ彼女の温もりを感じ一緒に居られるだけで満たされた。 彼女の心が自分に向けられている、ただそれだけで温かく幸せに包まれていた。 それから2日後の今日、仕事が終わった俺はそのまま彼女のアパートに向かった。
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