番外編【 涼サイド】

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お風呂から上がった彼女の濡れた髪を乾かす。 小さく可愛い小動物のような彼女は、俺の手が耳に触れたりするたびにわずかに体をピクつかせる。 俺を意識してくれている彼女が可愛くて後ろから抱きしめたくなった。 「可愛い…」 おもわず口に出したけど、ドライヤーの音がうるさくて彼女にはよく聞こえなかったらしい。 「何?」 と半分、振り向きそう聞いてきた彼女。
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