番外編【 涼サイド】

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ドライヤーのスイッチを切り、俺の足の間に座らせようと彼女を優しく引き上げた。 手で彼女のサラサラになった髪を梳きながら、耳元に口を近づけた。 また彼女の体が、小さく固まる。 「菜々さん、可愛い。 菜々さんが僕のものだって…確認してもいいですか?」 まだ固まったままの彼女だったけど、ゆっくりと首を縦にした。 「はぁ…僕、今とても幸せです」 「…私も幸せ。涼くん大好き」 彼女を抱きしめる腕に力を込めた。
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