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ハロウィンの夜。名前が花子と言うだけで、トイレの花子さんの格好をさせられた。赤いスカートに白いシャツ。赤い鞄に赤い靴。赤白のボーダー靴下と、首の赤いチョーカーはオリジナル。小学十四年生の私は、今、トイレにいる。
なんだかんだで、バカ騒ぎして、終電を逃して、徒歩で帰宅。足元がフラフラで、花子さんと言うよりもゾンビに近い。トイレも近くて、このコンビニに来るまでに、公園で一回、別のコンビニで一回、花園を満喫しました。
こんな夜だからか、いつもの深夜より騒がしくて、三時近くなのに、結構な人数がフラフラしてたな。なんだか、花火みたいに、小さな花火じゃなくて、打ち上げ花火みたいに、ドーンて音も聞こえてたっけ。それにしても眠い。体もだるい。便座が程よく暖かくって快適。レジのお兄さんも好みだし、このままトイレに住みたいな……なんて……。
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