エピローグ

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「こんばんはー!」  あれから2週間後、大きな声でコンビニの前を通ると、金髪をはじめみんながビックリした顔でこちらを見た。 「なんだよ、ゆな・りな。もう来るなって言ったろ」  怒った口調で言った金髪の後ろから「こんばんは」とママが挨拶した。 「ママと一緒に来たの。ママね、お昼のお仕事に変わったから」  コンビニの中では赤髪がレジに立っていた。    ママが何やら挨拶している間、あたしと里菜は2人でプリンを選んでママの持っているカゴの中に入れた。  もう、この時間には来られないかもしれない。  そう思うと寂しかったけど、このお兄さん達のおかげでママが昔のママに戻った。  そのことだけは忘れないようにしよう。  そして、この街にはこんな素敵なお兄さんたちがいることも。 【了】
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