王子様の妃に...

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王子様の妃に...

「日本?? 知らないなあ。その日本ってどんな国なのか教えてくれるか?」 「はい、王子様。日本は、春夏秋冬の四季があります。日本人は礼儀正しくて時間に正確です。人も乗り物も。春は桜が綺麗です」 「そうか、姫がいた日本とやらの国に一度行ってみたいな」 「はい!是非。その時は国内をご案内致します」 「楽しみにしてるぞ」 「はい」 王子様が日本に興味を持ってくれたことが嬉しかった。 それからというもの、妃になるためのテーブルマナーだったり礼儀作法の仕方を執事に教わる。 慣れないことに頑張る尚美だった。 アレクサンダー王子と結婚の儀を行い、次の年には女の子を出産して、1児の母親になった。名前はハンナ。 ドイツのシュナイザー城のアレクサンダー王子と結婚してからもう5年の月日が流れた。 王子と尚美とハンナ、シュナイザー城で幸せに暮らしている。
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