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やめろって言ったのに、よけいにしてくる。俺は全力で否定してやろうと首を左右にブンブン振った。
また達也のがズルズルと出て行く。そのたびに弱いところを擦っていくもんだから、腰は揺れ、俺の口からは変な声が出てしまう。
「ここがイイだろ?」
また興奮したような低い声。下半身にキュッと力が入ってしまう。
「し、知らないっ!」
キツく締まった場所にまた潜り込んで擦りつける。
「ん、んああ……っは、あ、あう」
喜んでるみたいな声が出てしまうのが悔しくて俺は自分の手に噛みついた。すぐその手を達也が奪い、代わりに達也の指が口へ入ってくる。
「んがっ」
「噛みたいなら、こっち噛めよ」
か、噛めるわけがないしっ! と思いながらも、胸の奥の方がキュウと握られる。
不覚にもときめいてしまった。
「ふう、……ふっ、んあ、ああう、うっ、んっ」
噛むに噛めない達也の指を咥えてると、変な声はさっきよりも、もっと情けなく漏れ出てしまう。
達也は興奮してるような吐息をもらすのに、全然ガツガツしてなかった。ゆっくり出したり入れたりを我慢強く繰り返してくる。
「好きだよ」
出し入れしながら囁く声。与えられる刺激と、熱、達也の体温に浮かされ俺はいつの間にか気持ちいいと思ってた。
達也のエロい声をもっと聞きたいって。
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