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「う、はぁ、……おんおに?」
「ずっと前からだって、言ってるだろ?」
達也のが中で膨らんで、俺の背中はビクビクと反りかえった。
そこを擦られるたびにドンドン高まっていく。枕に押し付けられた俺のもまたガンガンに熱くなってる。
「俺はおまえしかいらない」
「んっ!」
喘ぎだったのか、返事だったのか自分でも判断できない。でも、わかったのは嬉しいって気持ち。シラフの時だったら、俺はグダグダ言ったかもしれない。きっと可愛くないことばかり言ってただろう。
結局、達也の告白の直後に俺は二発目を放ってしまった。休憩する間もなく仰向けにひっくり返されると、覆いかぶさってくる達也。向き合うなんて恥ずかしすぎる。俺はギュッと目を閉じキスに集中した。そうしたら三回目も放っていた。
達也は恐ろしいくらいそっち方面が強くて、二時間どころか、その日は家へ電話してホテルで一泊することになった。
一時間食事だけ。……のはずだったんだけどなぁ~。
達也の温もりの中で、心地いい気怠さを纏いながら、俺の意識は静かに深く深く沈んでいった。
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