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「な…何よ…朝からじっと見つめてきて…気持ち悪い」
やり直しが出来なかった頃に
出会った嫁がやはり1番美しく思う
「おはよう、今日も綺麗だな」
「…………お小遣いはあげないわよ…」
少し顔を赤らめながら台所に消えていく
そんな嫁の後ろ姿を見送り呟く
「今までありがとう…もう幸せにしてやれなくてゴメンな」
何万回も、この朝を迎えた。
結論はこうだ
やり直しが出来ないからこそ人生には意味がある
人生に失望し自殺を試みたが
直前に恐ろしくなり
また朝に戻っていた…………
もうやめにしよう
←←←巻き戻し
………………………………
…………………
………
神が俺に言う
『一つだけ願いを叶えてやろう』
俺は答えた
「……………俺に安ら…か………………を……」
神はゆっくりと頷いているのだろう
流石は神様、細かく説明しなくても
思っている事が直ぐに伝わる
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