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1章 【出会い】
夜中、中年太りのおじさんが、いい具合に酔っ払って居酒屋から出て来た。
近道をしようと、人気の少ない路地裏を通って帰った。
そもそも、近道をしようとしたのが、間違いだったと思い知らされる事になるとは、その時のおじさんは、思っても見なかっただろう。
突然、おじさんの目の前にチンピラ見たいな若い男が現れた。
それに驚き、カツアゲだと勘違いしたおじさんは動揺しだした。
「なっ・・・何だぁ、金ならないぞ・・・」
その若い男がニヤっと笑って、いきなりおじさんの首を片手で掴み100キロはありそうな身体を、軽々と上に持ち上げ
「ふっ そんなのいらねぇーよ
もっと いいもんもらうからよー」
おじさんは、苦しそうな顔をして足をバタバタと動かしたが、その男の力が強過ぎてどうにもならない
「う"ぅ"っっ くる・・・しぃ」
おじさんの口から、5cm離し口を近づけると口から白い煙の様なモノが出てきた。
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