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「…っ…、エィウルス…もっと…っ、深く…っ」
下から突き上げられながら、髪を振り乱しレグニスは腰をくねらせる。艶やかな黒髪は汗にしっとりと白い肌に張り付き、薄紅の乳首が隙間から覗く。
背後の寝台に肘を突いて、深くグラインドを繰り返すとレグニスの雄は絶頂する様に反り上がり先端から幾度も滴りが臍のあたりへ落ちた。
蝋燭の炎が揺らめき、淫靡に二人の影を壁に揺らす。
「あ…、ぁ…ッ」
細い首と顎を仰け反らせて、レグニスは激しく打ち付けられる腰にきつくその足を絡ませ揺動させた。
銀の髪が、目前に揺れるのを、レグニスはうっとりと見た。手を伸ばし、その指に絡め取る。
「エィウルス…っ、さぁ、私に注いで…っ…」
誘われるままに、エィウルスは更に腰を押し上げる。
押し開かれた、美しい曲線の両足を淫らなままに、レグニスはエィウルスと深く口吻た。
抜き挿しを繰り返す濡れた音が響く。
その音に負けぬほど唇はお互いを貪り合っていた。
肌を打つ嗜虐的な音が、部屋に響き、寝台の傍らに灯されていた蝋燭を更に揺らめかせる。
「あぁ…!あ…イク…ッ」
絶頂を、その唇から漏らし、レグニスはその口元にエィウルスの耳を引き寄せた。
同時に、レグニスの胎内で熱が弾け、押し出されるようにレグニスの雄からも激しく精が飛び散った。
「……、………、ぁぁ…」
何事かを、レグニスは囁き、寝台の上に身を弛緩した。
エィウルスは、気怠く暢たレグニスの身体を抱きかかえ、寝台の上に横になった。
「…エィウルス…」
首に回された腕を撫で、レグニスは囁いた。
「私の…私だけの、…獣…」
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