238人が本棚に入れています
本棚に追加
「それだ! だ、誰が気持ちよく……!」
『最初は泣いてたけど、最後には自分から腰押し付けて来たじゃん。大丈夫。先生、心配しなくても名器だよ。処女だったけど、ぼくも気持ちよかった』
「だ、だからそーゆうことをいうなぁあああああああああああ!」
『…………誰かに聞かれるから、心配なの?』
「そ、そうだ! お、お前だって困るだろうが!」
『何が?』
「な、何がって……!」
『別にぼくは困らないよ? それに大丈夫だよ。この近くには誰もいないから。ぼくのスマホから、屋上でかけてるんだ。あ、その番号ぼくのね。ちゃんとメモリーに入れといて。先生のも、ちゃんとぼくのメモリーに入ってるからさ』
「いや、そーではなくて!」
会話が会話なだけに、なるべく声を潜ませながら、小声で俺は怒鳴った。
俺の部屋は壁が薄いので、あまり大きな声を上げると聞かれてしまう恐れがある。
動くと激痛が腰を中心に走った。俺は寝転がったままで、天花寺に対応している。
『大丈夫だって。もう、先生ってば意外と心配性なんだから』
クスクスと笑う声に、俺の血圧はどんどん上昇していく。自分はこれだけダメージを受けてい
最初のコメントを投稿しよう!