お盆の夜に

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「Mさん。」 「ひっ!」 背後の暗闇から急に話かけられて、変な声が出てしまう。 今夜一緒に夜勤を組んだ男性職員だ。 「あの…そろそろ交替の時間です。」 あ…と口を押さえた。 同時にホールの柱時計が2時を打った。 彼が休憩に入ると、この真っ暗な空間にたった一人になってしまう。
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