444号室

5/7
前へ
/7ページ
次へ
一人で懐中電灯を片手に恐々と残りの二階、三階、最終回である四階まできました。 ここは昔、病床があったところで400~450まで病室があります。 400~430まで見回ると444あたりで、突然、蛍光灯がつき明るくなりました。 人の声で「ビィェ ライ ラ(中国語:来るな)」とか呻き声もします。 一方では「早く切れ」と怒鳴り声が聞こえてきました。 そのうち、「アィヤ―、シーラー(くわばら、死ぬよ)」と聞こえてきました。 中国語は最近勉強を始めたのですが、こんな場所で役に立つとは夢にも思いませんでした。
/7ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加