to...

4/6
前へ
/6ページ
次へ
次の日に迫った今日、誰もいなくなった教室で君はまた茜色に染まる空を見ていた ドアの開く音に気づいて絡まる視線 さいしょに声を発したのは君だった 「今、やっと帰り?」 あたしだけに向けられた声 会話をするための言葉 「うん…」 たったそれだけの会話 その会話があたしにとっては泣きたくなるくらい嬉しかった
/6ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加