消失
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風邪で休んでいるわけではなかった。健二の机も、ロッカーも、靴箱のスペースも消えていたから。 「健二って誰だよ」 戸惑う僕に、クラスで一番背の高い江口が言った。 「宮脇健二なんて生徒はこのクラス、というか学校にはいないぞ」 必死で訴える僕に、担任の佐野先生は言った。 不思議な事に、健二の存在そのものが最初から無かった事にされていた。
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