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「さっ。瑠璃もげたんわくんも香多くんも良くんも着替えておいで」
と言ったのは、タッくん。
「楽しみだなぁ」とかなり魔女っ子衣装の似合ってる五丁目さんが言うと親父が「瑠璃の魔女っ子、早く見たーい!」と騒ぎ出す横で完全に蚊帳の外になった伊織先生がいじけている。
「あんたら、私を無下にしすぎじゃないの?私いなきゃ、にょたチョコ男子写真集なんて出来ないのに……。もっと尊敬と敬愛を持って……」
とりあえず面倒くさいから、さっさと俺らは更衣室に向かった。
「聞けよー!」という伊織先生の声が響いてきたが、誰が聞くか。
更衣室で魔女っ子衣装に着替える俺ら。
「そう言えばさ」
良くんが口を開く。
「去年、瑠璃、ハロウィーンに学校で魔女っ子になってたよね?あの衣装って自分で買ったの?」
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