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朝、翔太が目を覚ますと、目の前にタクトの顔があった。
何故男とダブルベットになったのかを考えながら、こうやって抱きしめられるのも心地がいいなと思った。
思いはしたがすぐに慌てて逃げ出そうと翔太はもがくが、
「……翔太?」
「うう、力の補給は分かったけれど、そろそろ離れてもいいかな……タクト?」
「……翔太」
どうやら寝ぼけているらしい。
なので、揺さぶって起こそうとした翔太だがそのまま覆いかぶさるようにタクトが抱きつく。
開いた足の間に体が密着してどんな格好だよと翔太が思っていると、翔太の後孔辺りにギュッとタクトの欲望が押さえつけられる。
朝なので固く張り詰めている様子が触れるだけで感じる翔太。
その大きさにコンプレックスを抱きそうになるが、その前にグリグリと押し付けられて翔太は、
「ひいい、放せ、放せ!」
「……翔太。いい臭がする」
「止めて、放して。僕はそんないい匂いはしません、うわぁあああ」
必死になって抱きつくタクトを自身から引き剥がそうとする翔太。そこで、
「おっはよー、翔太。朝から襲いに来たよー!」
そんなシリルの脳天気な声が聞こえたのだった。
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部屋に入ってきたシリルが、翔太達を見て、
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