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彩芽は沙奈の部屋に元あった通り布団を敷くと、すぐに横になり目を閉じた。
しばらくして沙奈が荷物を置きに部屋に入ってきたが、彩芽は目を開けず、寝ているフリをした。
沙奈が部屋から出て行くと、彩芽はパチっと目を開いた。
彩芽「危なかった‥。私が起きてなかったら、大騒ぎになってたかも‥。」
彩芽はフーッと胸をなでおろすと、そのまま眠りについた。
翔太「うー‥、体が痛い‥って、え!?」
翌朝、体が痛くて目覚めた翔太は、自分が床で寝ていることに驚いた後、
彩芽が布団ごといなくなっていることに気づいた。
翔太「あれ?彩芽は??えっ?まさかの夢???」
寝起きであることもあって、翔太の頭はより一層混乱していた。
リビングに降りると、彩芽がソファに座ってテレビを見ていた。
彩芽「あっ!おはよう!」
彩芽はすでにバッチリと化粧をした顔で、翔太に挨拶をした。
翔太「おっ、おはよう‥。昨日って‥、どうしたんだっけ?」
翔太は、変なやつだと思われないように、おそるおそる尋ねた。
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