手強い火曜日は。

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割りばしを割って慎重に麺を(すす)る。 これは…… もうひとくち(すす)る。 うん……! おいしい……! 次はチャーシューにしよう! はむっと食らいついた。 これは、これは……またなんとも噛みごたえのあるお肉だこと。 味は濃すぎず、ちょうどいい。 肉を食べている。 そんな感じがするほどジューシーだった。 続けて、お野菜も! キャベツを口に放り込むと、あまりの熱さに火傷しそうになった。はふはふと慌てて口の中で冷ました。 なんと柔らかい…… キャベツってこんなに甘いんだ…… 他の野菜も一通り食したが、どれも野菜本来の甘さが際立っていて美味だった。 そして、レンゲでスープを飲んだ。 スープは絶妙だった。ただ辛いだけではなく、他の素材の味を見事に引き立てている。 「うま……」 思わず心の声が漏れた。 大将は、それを聞いてにんまりした。
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