キツネの嫁入り

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「あ・・・」 力を無くした紺の身体を抱きしめる。 キツネの方の耳に息を吹きかけると、 耳がピクピク動いた。 うわ、これ可愛いかも。 「は・・・ぁ、はぁ、はぁ」 「お前、イったのもはじめてなんだ」 放心状態でただ俺を見つめる紺。 ・・・どうすっかな。 バックとかでヤりたいけど、しっぽが邪魔なんだよな。 騎乗位ならこいつが辛いだろうし。 そっか、それでいくか。 「服、脱がすぞ」 紺を裸にして、ベッドの上に横たわらせる。 でも腰より下は宙ぶらりんな状態にする。 「・・・っ、よう、と、さま」 「なんだよ」 「な・・・なにを」 引き出しからチューブを取る俺を、不安そうな目で見てる。 そりゃそうだよな。 真っ裸にされて離れられたら不安にもなるよな。 「何って、お前ん中に入る準備をすんだよ」 「な・・・なか、に?」 「そ。こっから」 うわ、 俺、なにしてるんだ。 男の股の間に顔挟むとか、 絶対ありえないはずなのに。 太ももの内側舐めるとか、尻の穴撫でるとか、 本当ならすげぇ気持ち悪いのに。 でも、 「っ、ぁ、ふぁ・・・っ、ん」 刺激するたびに、こいつがやらしくて可愛い声出すから、 やめられなくなる。 「痛かったら言え」 「は、ぁ・・・、い、んっ」     
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