キツネの嫁入り

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ゆっくり指を入れていくと、紺の身体がこわばる。 緊張するんじゃねぇよ。 大丈夫だから。 そう言い聞かせるように、 肌を舐めて、足を撫でて、落ち着かせようと試みる。 ドロドロになるくらいローションを塗して、 狭くて固いところを解して、 その間に紺の表情を盗み見る。 「・・・っ、く、・・・う」 うわ、すっげぇエロい。 今までヤってきた経験豊富な女たちより、 数倍も数百倍もやらしい気がする。 早く、トロトロになれ。 俺が入っても痛くないように。 「んん、っ」 お? 紺が腰を揺らして跳ねる。 きっとここなんだな。 こいつのいいところは。 「・・・紺」 「は・・・い」 今度は俺が服を脱ぐ。 もうガッチガチになってるもんにジェルたっぷりのゴムをつけて、 紺が痛くないように、 紺が怖がらないように、慎重に進める。 「これ、触って感じろ」 「・・・・・・っ」 「お前がエロすぎて俺のちんぽ、こんなになっちまったんだぞ」 「す、すみません」 「謝るな。謝るくらいなら――」 紺の身体がビクンと震える。 落ち着け、大丈夫だから。 絶対にお前を善くするから。 「力抜いて、俺を中に受け入れろ」 一生懸命解したそこに、 ぐっと挿入した。
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