キツネの嫁入り

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「さっさと食って今日はもう寝てろ」 「ですが、掃除や夕飯の準備を」 「俺がやるから。  どうせ動いたら身体しんどいんだろ?」 昨日あれだけ頑張ったんだから、 絶対に身体、痛くてしかたないだろ。 まったく、無理して起きやがって。 「は、はい、身体もだるいのですが、あの・・・」 「なんだよ」 「遥人さまの・・・が、まだ、入っているような感じ、が、取れなくて」 ・・・は? あ、あぁ、そっか、そうだよな。 はじめてだったら、感覚なかなか抜けないよな。 俺は突っ込まれたことないけど。 つーか、そんなこと真っ赤になりながら言われたら、 こっちも困るんだけど。 また、押し倒してメチャクチャにしたくなる。 「め、飯用意するから、顔洗って座ってろ。あと・・・」 「は、はい!」 「お前ははしたないどエロ狐だってことを自覚して、  俺以外の前で乱れないってことを約束しろ!」 叱ると紺が「は、はい!」と怯えながら答える。 よし、これでこいつは俺以外とは絶対にしない。 仕方がないから、 これからもこのどエロ狐を家に置いてやろう。 そして時々可愛がってやろう。 朝食の用意をしながらこれからのことを考える。 当然、笑いしかこみ上げてこなかった。
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