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序章
俺は、死んだ。
簡単に説明すると王道的鈍感ハーレム系幼馴染、斎藤高良に巻き込まれて死んだ。
なのに何故か意識がある。
今現在、俺はとある部屋に居る。
起きたらここにいたんだが部屋には俺以外誰もいない。
黒で統一された落ち着く部屋だったから今までの事を振り返ってみたんだ。
何で俺は死んでないんだ?
服を見るとちゃんと血の染みが残っている。
・・・そういえばまだ制服だったな。
着替えたいけど、勝手に人の部屋を荒らすわけにもいかないしな・・・
『起きたのか』
「っっっ!?」
いつの間にか俺が居るベッドの側に男が立っていた。
「えっと・・・アンタは?」
『俺は邪神だ。初めまして、玖浦黒茶』
邪神か。だから黒いのか?
「初めまして。それで、俺は死んだ・・・でいいんだよな?」
邪『ああ。あの斎藤高良とやらに“無理矢理”巻き込まれてな。
お前は死ぬはずじゃなかったんだ』
やっぱりか。全部アイツのせいじゃないか。
邪『それで自分の失敗を隠そうとした世界神がお前の存在を“無かった事”にしようとしたから
俺が慌ててここに連れてきたんだ』
「ありがとう。その世界神は女か?」
邪『ああ。女だ。ビッチだ。クソ神だ』
相当嫌ってんのな・・・
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