第二章 

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「死んだ?」 「そう。君は死んだんだ。そして、この世界に来た」 「ということは、ここは天国なんですか?」 ピエロはフルフルと頭を振って 「いいや、違うよ。少し似ているけどね。僕もこの世界に来てから日が浅いから分からない事が多いからあまり教えてあげることが少ないんだけど。取り敢えず、君に一言言うなら、ここはただの異世界では無いと言うことだ」 「只の異世界では無いってどういう事ですか?」 「それは、自分の目で見るのが一番だな。見たところ君は一文無しだな」 「はい。そうですけど」 「それじゃ、コレを持って行け」 ピエロはそう言って、俺に今日得た収入の僕に渡してきた。 「そんなの悪いですよ!」 それでもピエロはお金を渡してくる。 「暫くはこれでなんとかしろ。後は自分次第だ。あと、ここに行けば何か教えてくれるかもしれん」 ピエロはそう言って一枚の地図を俺に渡してきた。 「これは?」 「これは、情報屋の店だ。ここに行けば何か分かるかもしれん」 「あっ、有り難うございます!」
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