第5章 新党23人参加。現職12人公認内定11人。

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第5章 新党23人参加。現職12人公認内定11人。

 ジャンヌダルク新党、「希望の党」には既に、23人が参加検討している。当初は5人ぐらいだろうと思われていたが、党首にジャンヌダルクが付いたら、増え方が増してきて23人になった。  これからは50人になり、100人になり、150人増える可能性を秘めたパワフルな党になりつつある。現代版、関ケ原の戦いの前衛戦としては強力であって、与党職よりも、野党色を強めてイッキに政権目指している。西軍は「国難突破解散」という大義なき解散を行ったが、後の祭りであるような予感が儂はする。東軍より的な考えから兵を挙げていて、ジャンヌダルク自ら代表になったことは、石田三成も想像すらしていなかった。「今なら勝てる」という読みが、必ずしも、当たっていない。想像もしてなかった新党のパワーが炸裂して、2回生はじめ弱い部分が新党の150名を割る事態になりつつある状況判断のミスは三成の肩に重くのしかかってきている。 「こんなはずではなかったのに……」という恨み節が聞こえてきそうな状況に変化して、戦う前から、国難よりも党難がはじまり、ドミノのように既存政党から、続々と人材が流れ出している状況に変化してきた。ジャンヌダルクの戦法の上手さが勝っていて、決選の前から勝負がついているような状況になってきた。三成としては、挙兵した以上。取りやめることも出来ず。困った状況になったので、表の顔では、何もなかったような顔をしておるが裏の顔は深刻に悩み、悔やんではないのかな。顔には出さなかったが、はじめからの負け戦に、ドミノ現象が起きれば思ってもみなかった政権交代が控えているという恐ろしい状態になってきていた。  「どうするば、いいんだろうか?」状況の変化に自信のなさが加わり、不機嫌になっていった。  若き判断は禁物じゃ、儂だったら、目一杯任期まで待ったのになぁ。結果論を言ってもしょうがないが、戦う前から不利な状況で戦わなければならない三成の心を想うと気の毒に思うのじゃよ。それにしても、ジャンヌダルクの行動は素早く。時を掴むセンスは天才的じゃのう。百戦錬磨の達人よりも凄いことじゃよ。三成の国民と国会を軽視したツケが廻ってきたのじゃよ。 「なるようにしかならない」のが世の常じゃよ。「これから、見事のドミノがはじまるんじゃよ」
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