第5章 新党23人参加。現職12人公認内定11人。

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新党の立ち上げを9.27の午前中に立ち上げた「希望の党」新党の網領は……。 ① 寛容な改革保守政党を目指す。 ②「しがらみ政治」からの脱却。 ③ 平和主義のもと現実的な外交・安全保障を展開するなど━6項目。  ジャンヌダルクは「日本をリセットする」と訴えた。 14人の国会議員とともに、噂では訊いていたが、実際には二桁の国会議員が参加することによって、他の党を離党して、入党するドミノがはじまるのであった。  まさに、宮本武蔵の二刀流であり、都知事と国との両面でのリーダーはこれから目が離せない。  日本の政党政治の夜明けがあじまるのか? それとも、挫折するのか? まだ、誰にも分からない状態であるが、儂は、どちらかというと希望のように夜明けが訪れることになるような予感がしてならない。  5人ぐらいの国会議員だとおもっていたのに、14名とは、かなり予想よりも多い人数であり、 戦いには有利に働きそうじゃな。  差し詰め、東軍側に付けば、家康などが有利な戦いになるのじゃ。西軍を倒す軍勢に組することは、戦う前から、東軍が有利になるのじゃよ。日本のジャンヌダルクは優秀じゃのう。前にも言ったように天才的な判断じゃのう。風を読む力が強いんじゃのう。風を自ら起こし、自ら参加して、東軍を有利にさせる手法は見事じゃのう。男勝りの感は大したもんじゃのう。戦う前から勝負がついているように思えてならないのじゃのう。  家康の周囲には強力な人材が付いてきてるんじゃ。東軍に続々寝がえってくる御仁が多くなれば、それだけ、東軍の勝利が見えてくるのじゃのう。  西軍の三成も早まったかな。勝負をする前から、人が集まるということは、風の読みに鋭い感があるのじゃよ。まさか、まさかの状態が続いてきて、展開は面白くなってきた。  明日は冒頭解散だ。ほんとうに、いいのかのう。大義なき解散。審議なき国会。負け戦が見えてきたようじゃな。戦わずして、決まりかけておるわい。  もっと、三成も冷静に焦らず事を進めなければのう。徳川家康の百戦錬磨の策謀にしっかかってしまうのじゃよ。歴史は繰り返すのう。表の顔も裏の顔も最初から決まっているのじゃ。正義だけでは戦には勝てない。公私混同も武士道からすれば滑稽じゃのう。  日本の夜明けが来るかのう。人々は期待しておるからのう。
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