1日目

3/17
5人が本棚に入れています
本棚に追加
/33ページ
(んっ... 温かい すごい気持ちいいなぁ 揺れが違う気がする なんだろう まぁいいか気持ちいいし でもゴツゴツしてて 冷たいような温かいような感じがする) 「あら?起きたみたいよ」 「おっ!大丈夫か?」 「大丈夫ー?」 「ここは...?」 「俺らの家だ!ビックリしたよ、青白い顔して打ち上げられてたんだ。死体かと思ったよ」 「家...?」 「あぁ!元気になるまではゆっくりしていけばいい」 「ありがとう」 「いいよな?母さん!」 「えぇ、もちろん」 僕は寝起きでぼんやりしたまま、助けてくれた人達にお礼を言い、目を擦りビックリした。 今僕の頭の上から声がしたことに、気さくに話しかけてくれてる男性の姿に。 「なっ!?」 「ん?どうした?」 「狼?犬?がしゃべってる?」 「おいおい、今更だろ?おかしなやつだな!」 「それに今上から声が?」 「えぇ、こんにちは」 「うわぁ!と、トカゲ?いや、トカゲにしたら大きいし、ワニでもないし、蛇でもないし...」 「あら?ドラゴンは初めて?」 「ど、ドラゴン!?」 「おいおい、ホントに大丈夫か?」 「2足で立って歩いてる!」 「「んん?」」 「僕は、夢でも見ているのかな?」 「でも、感覚がリアルすぎる」
/33ページ

最初のコメントを投稿しよう!