第1章

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「俺は此で痩せられた!」と自慢げに語る友人から、チアシードを分けて貰った。 半信半疑に疑いながらも、3桁の大台間近だった友人の体重が適性体重近くまで減っているのは事実。 貰ってきたチアシードを、大きめのマグカップにいれたトマトジュースに一匙入れる。 マグカップを片手に2階の自室に行き、雑誌を眺めながらマグカップの中身を口にした。 !? 口の中で動く物が? 慌てて吐き出す。 床で黒くて小さなオタマジャクシが跳ねている。 恐る恐るマグカップの中を覗き込む。 黒いオタマジャクシが赤いトマトジュースの中でウジャウジャと蠢いていた。
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