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気が付くとさっきと同じように、喫茶店の中にいた。
目の前に友達が座ってコーヒーを飲んでいる。
「隅にいるわ」
女の子が言った。
「誰もいないよ」
「私にだけ見えるの。こちらに来るわ」
僕はまた友達に乗り移ると思った。
すると急に体の力が抜けて、僕は床に倒れた。
「誰か救急車を」
友達が叫んだ。
僕は女の子を見上げた。
「どういうことなんだ」
女の子は僕の耳元で囁いた。
「友達を救うにはこれしかないの」
僕の意識が薄れて行った。
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