運命なんて、明日には消える

189/189
248人が本棚に入れています
本棚に追加
/189ページ
 この日々を彼をいつか失ってしまうとしても、忘れたくない一瞬一秒を彼がすべて記録してくれている。だから大丈夫。 「先生」  崇史の呼びかけに、何? と小谷野が振り向く。 「先生、好きです」  告白に笑顔で答える彼の愛しい瞬間を、写真に撮った。 (了)
/189ページ

最初のコメントを投稿しよう!