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10 翔 side
生徒会の仕事が終わり、廊下を歩いていたら親衛隊の子に話しかけられた。
親衛隊「西園寺様!ちょっといいですか?」
「いいよぉ~でも、廊下だとあれだからぁ~...ん~」
辺りを見回すと近くに学習室があった。
「学習室にでもいこうかぁ~」
親衛隊「はい!」
学習室に入り二人きりになると親衛隊の子が今夜空いてるか聞いてきた。
「ごめんねぇ~今日はモデルの仕事があるんだぁ~」
(それより、さっきから視線を感じる気がする)
親衛隊の子の誘いを断るとその子はお礼を言って出ていった。
(さてと...)
「のぞき見はぁ~いけないよぉ~?」
すると焦ったように謝りものすごいスピードで走って行った。
(何しに来たんだろ?なんか用があったんだよな?)
考えていると参考書が目に写った。
(さっきの人のかな?)
裏返してみると、
『2年A組 黒瀬セナ』
と書かれていた。
(へ~先パイか...)
ブーブー
携帯のバイブ音が鳴り、携帯を開くと母さんから電話があった。
「はい。翔です。」
翔母「翔くん?学校終わった?お迎え来たんだけど...」
「終わりました。これから向かいます。」
言い終えると通話を切った。
(ハァー仕事か...めんどくさいけど、明日から楽しくなりそうだwねぇ、セナ先パイ?w)
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