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去っていく愛
愛との関係は、続いたがどうもホリカワやタヌマが邪魔にはいり、うまくいかない。
ランチのときも四人で食べる有様だった。
そんな中、愛が映画の鑑賞券が二人分あるんだけど、みにいかないと誘われた。
日比谷シャンテにいき、宮崎アニメの「紅の豚」という映画だった。
ノスタルジック映画で加藤登紀子の歌う曲があういい映画だった。
映画もみたあと、愛は「マモル」に「いい友達でいたいの」といわれた。
「恋人どうしになるとヘンナこともするでしょう、怖いのよ」といった。
マオルはへんなことって何だよと思ったが、愚問だと思いそのままにした。
やがて、夏休みに入り、愛はバイトをはじめ連絡はなくなった。
9月に入っても、タヌマとは積極的に話していることが多く、マモルはもう愛との関係は終わったんだと勝手に思い込んでいた。
風のうわさで愛はタヌマとつきあいを始めたというではないか。
左手のクスリ指には立派な指輪をしていた。
マモルはいてもたってもいられず、愛に電話をかけた。
「君のこと好きなんだけど」と勇気をふりしぼっていった。
愛は、僕の告白に対して「もう、遅すぎるのよ」といってきた。
「早いもん順でしょう」こういうのはとマモルに冷たく言い放った。
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