本編について

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【フリードリヒ・ヨーゼフ三世】 ヴェルディア帝国の太上帝【獅王院】 カールした髪をきっちり分け、綺麗な口髭を生やした長身痩躯の紳士。軍服がいまいち似合わない。 主人公ザビーネ・マリアの父ながら全く似ていない。 若くして即位したが、何一つ意のままにならない政治の世界に諦観を抱いている。 しかし、かなり強かな策略家である。 皇帝としての規則に縛られない超然的権力として【院政】を開始するあたり非凡なセンスの持ち主としか言えない。 色好みで名高く、幾人もの寵姫がいる。 主人公ザビーネ・マリアの母も寵姫グナイスト男爵夫人である。 ザビーネ・マリアの反乱の意味は【父親を乗り越えること】でもある。 ※こじらせたファザコンか?要検討。 ハイティーンの少女の心理描写について要勉強のこと。 君主としての二人、父と娘としての二人の関係性に注意。 【フリードリヒ・ヨーゼフ三世の家族】 【グナイスト男爵夫人テレーゼ】 准后。 主人公ザビーネ・マリアの母。綺麗な黒髪の持ち主。 田舎貴族の娘。 ローゼンベルク少将の家来筋にあたる家の出身。 岩下志麻氏の演じる義姫様みたいな人。強い。 【コンラート大公】 フリードリヒ・ヨーゼフ三世の弟。 ごつい強面で、生真面目な人物。 陸軍大将の地位にあるが、名誉職同然。 軍隊経験は殆どないものの、文武両道の人として名高い。勿体ない。 クーデターや政変の度に無理矢理皇帝に擁立されるものの、本人は至って野心がないため正直迷惑している。 そうした大事を迷惑、で済ます神経は兄そっくり。
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