世界観

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【ヴェルディア帝国の帝室】 東方の大公より立身し、ヴェルディア民族の統一に成功した「フリードリヒ大帝」に始まるホーエンシュタウフェン家が帝室である。 帝国は専制君主制を採るが、国政の実権は大貴族や権門に掌握されており重臣や官僚による統治がなされているのが実態である。 皇帝「フリードリヒ・ヨーゼフ三世」は寵姫との間にもうけた一人娘ザビーネ内親王を位に就け、太上帝として皇帝の制約にとらわれない権威による政治を試みた。 しかるに、ザビーネ女帝を擁した反バッハオーフェン勢力が政変により粛清され、ザビーネ女帝が退位に追い込まれた事により「フリードリヒ・ヨーゼフ」の目論みは水泡に帰したのである。 従兄弟のコンラート大公を次期皇帝に指名しつつも、フリードリヒ・ヨーゼフは太上帝として空位の皇帝の政務を代行。 ザビーネ女帝の退位から復位までの三年間を後に【空位時代】と称する。
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