第10章

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「……はい」 僕は頷いた。 その瞬間。 汗腺がどっと開いて 身体がしっとりと汗ばんだ。 「身体が疼いて言うことを聞かないか?今おまえの頭にあるのはやらしいことばかりだろ?」 一度ならず二度までも冬馬は僕を問い詰める。 恥ずかしさと快感に身震いしながら 「……そうです」 僕はもう一度頷いた。 「しょうがない子だ」 「ン……」 響也が頭を抱くように撫でる その指までも感じる。 「お、俺っ……ちょっとトイレ行ってくる!」
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