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運転席も助手席と同じように、夜空がよく見える角度までリクライニングを倒し、二人並んでガラス越しの空を見上げる。
ドンと音が響く度に花火が夜空を華麗に彩る。
友一がうっとりと花火に見惚れていると、不意に剣上の手が友一の手から離れた。
「先生?」
手に心細さを感じ、友一が剣上のほうを見たときには、彼の手は友一の太ももを撫でまわし始めていた。
「先生!? なにを……」
「さっき痴漢野郎に触られたところ、オレが消毒してやるから……友、ちょっと腰上げて」
「や、やだよ、先生、こんなところで……」
「さっきはやる気満々だったじゃないか、カーセックス」
「そ、そんなことないっ」
友一は真っ赤になった。
「いいから、腰を上げるんだ、友」
友一は剣上の言うことには逆らえない。ゆっくりと腰を上げると、彼の大きな手が友一のお尻に触れてくる。
双丘を撫でまわされ、やわやわと揉まれたりして……感じた。
「あ……先生……」
「友……、好きだよ……」
ハーフパンツと下着という二枚の薄い生地の上から、剣上の指がグッと双丘の奥へと沈められる。
「うっ……ん……、先生っ……」
布越しの刺激がもどかしくて、ねだるような声が出てしまう。
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