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「友、そんな声、出すなよ。とまらなくなるだろ……」
剣上はそう言い、友一の上に本格的にのし掛かってきた。
「だめだよ、先生……花火、見に来たんでしょ?」
「おまえは花火、見てればいいよ。オレは花火よりも友のほうが見たいから」
下着ごとハーフパンツを剥ぎ取られ、剣上が友一の下半身へ顔をうずめてきた。
彼の形のいい唇に自身をくわえられ、
「ああっ……」
友一は大きくのけ反って、甘い声を漏らした。
フロントガラスの向こう側では、また花火が打ち上げられたが、もう友一の瞳はそれをただ映すだけで、見てはいなかった。
勃起を剣上の口内で愛され、双丘の奥の小さな穴を、彼の細く長い指で犯される。
前と後ろ、二か所を同時に愛され、友一はあられもなく乱れてしまう。
車の中という狭い空間が欲情を更に煽る。
指が二本に増やされて、前立腺に触られ、
「あっ……ああ……先生っ……」
友一は一度目の絶頂を迎えた。
「友……いいか?」
イッたあとの浮遊感にたゆたう友一の耳元で、剣上が囁く。
「……え? あ……」
まだダメ、と続ける前に、剣上の勃起が最奥にあてがわれる。
花火の開くドンという音と同時に、勢いよく挿入された。
「あっ……あっ……先生、すご……奥まで来てる……あっ……」
前立腺を剣上の雄でえぐるように擦られ、たまらない気持ちよさに目の前が霞む。
「友……」
剣上の低い、セクシーな声で名前を囁かれ、友一はこらえきれず、二度目の高みへと昇りつめた。
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