第8話 『タケちゃん頑張る(見下す奴は許さへんねで~)1』

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いじめっ子は僕が大声で言ったのでいじめるのをやめた。「おぼえとけよ」と教室の外へ出て行った。それからは、いじめの標的が僕に移った。僕はいじめられてる意識はなかった。タコちゃんとかナカシャとか何人かの友達と普通に遊んでいたがときどきそのいじめっ子らに嫌がらせを言われたりした。僕は相手にしなかったが、ある時あんまりしつこいんでケンカになった。そいつらはいじめっ子の友達も一緒に来てて相手は約20人。こっちは僕一人。初め僕は誰かがなぐりかかってくるまでじっと立っていた。それまではかっこ良かった。でも映画や無いやから勝つわけ無いやん。僕は家まで走って逃げた。けど一発も殴られなかった。走るのはものすごく早かった。いじめっ子は後を追っかけてきて僕のうちの玄関のドアに小石を投げて逃げてった。僕はお父ちゃんと、おじいちゃんに20対1でケンカしたことを言った。明治生まれの頑固なおじいちゃんと空手をやっていたお父ちゃんに「それでこそ男や、ようやった」と ほめられると思った。2人のお言葉「20対1やって。アホかおまえ。」       第8話おわり
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