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他のみんなも「そうやなぁ~。」と言って頷いた。「吉野はビリ」他のメンバーは君付けやのに俺だけ呼び捨て。「許さん。見とれや。N戸。他のメンバーに負けてもかまんけどおまえだけには絶対負けへん。見下す奴は絶対ゆるさへんねで~。」とタケちゃんは、大魔神の様に変身したのである。
そしてスタート。「いちについて~。用~意」バーン。ピストルの音と同時にゴール目指して駈けだした。僕の横には人がいない。気配で分かる。ぶっちぎりのタケちゃん1番。2番ケイちゃん。3番トシヤ君。4番N戸君。5番山ち
ゃん。僕は、1番の旗の所に座った。N戸君が近づいてきて「吉野、速いなぁ。すごいね~。」「まあね。」と僕。ここでもまだ吉野である。「吉野様と呼べ。吉野様と」と心の中で思った。最後に一言「人を見下す奴には天罰がくだされるんやで~。正義は必ず最後に勝んやで~。」 第9話終わり
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