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第4話 『ピンクの小屋』
第4話 『ピンクの小屋』
はい、男性の皆様お待ちどう様でした。第4話は、勝浦の色っぽい話ですよ。
女性の皆様は、ちょつと我慢してくださいね。
これも僕らが小学生の時の話であります。では、では。
「なあ、なあ、タコちゃんとタケちゃん。」友達のナカシャが僕らの顔をながめながら話しかけてきた。ナカシャは、名前が中嶋でナカシマが36回ぐらい
変化してナカシャとなった。僕らはあだ名付けの名人なのである。「なあ、桟橋の近くにピンクに塗った小屋あるやろあれなんか知ったあるか。」とナカシャ。「あ、あれか。横の壁もピンクのペンキで塗ったあるし。入り口もピンクのカーテン張ったあるんやで。この前、お母ちゃんにあのピンクの小屋何なんって聞いたやけど。『そんなんあんたら知らんでもええんやよ。』って教えてくれなんだわ」とタコちゃん。「俺も何か知らんけど、おっちゃんらピンクのカーテンから入っていって出てくる時みんな笑顔で出てくるらしいで。何かの お店かもしれんど。」と僕。「俺の隣のおいちゃんに聞いたことあるけど大人 のパラダイスっていうてたで。」とナカシャ。「パラダイスってどういう意味 なん。」とタコちゃんと僕。小学生にはパラダイスは分からないのだ。
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