第27話『南紀熊野体験博その1』

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第27話『南紀熊野体験博その1』

第26話に世界リゾート博のことを書いたが、次はやはり体験博のことも書かなくてはいけないでしょう。でわでわ27話でございます。 早いもので、南紀熊野体験博が開催されて17年たったのであります。 1999年4月29日から9月19日までの144日間田辺市の新庄総合公園と那智勝浦町の海水浴場駐車場をシンボルパークとして囲いのない自然が舞台の博覧会が開催されたのであります。期間中で約290万人の方が訪れたのである。那智勝浦町のシンボルパークでは、松本零氏の制作した南紀くまのエクスプレスという体感シアターや、オープンステージ、マリンスポーツゾーン、 水中展望船くまりんの運行や会場とくまりんの乗り場をつなぐシーサイドトレインの運行等があり毎晩夜に短時間だが花火が打ち上げられた。また大門坂茶屋では、平安衣装の体験も行われ今も続いている。オープンステージでは、有名歌手や演奏家等のステージも行われた。また、期間中様々な体験イベントやウォーク等も行われ100万人の熊野詣というテーマも生まれた。勝浦の会場内には、熊野牛等の特産物を使った食品や各地の特産品販売のブースも並び大変にぎわった。9月19日のフィナーレイベントの一万人の熊野詣では、毎年行っているあげいん熊野詣を体験博の期間に合わせて那智山を舞台に行うことになっており観光協会もスタッフの中心として加わっていた。当時体育文化会館の事務所内に体験博推進室が設けられ役場の各課より職員が派遣され準備運営に当たっていた。その一万人の熊詣の詳細打ち合わせを1回目より観光協会と推進室、そして和歌山県内のイベント会社の担当者が入って行ったが、このイベント会社担当者がくせ者だった。悪口を言うわけではないが、いかにも業者マンですと業界用語連発、自信満々の男で僕らが何かアイデアをいうと「それグッドですね。まかせてください。大丈夫ですよ。」ばかり言っていた。。
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