第92話『ああ、思い出のペーパーボックス』

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今の勝浦認定こども園の辺りにありこの塾には、何とあのK川君、あんちゃん、せいし君、などその後理数系の学部に進む天才グループが通っていた。その塾に僕も何とか入れていただき1年間だけ通った。その時にこのペーパーボックスに数学の教科書を入れていた。僕は文字とかは何て書いていたか忘れたが、水色のペーパーボックスを買ってもらって使っていた。他のメンバーも皆ペーパーボックスを使っていた。他のメンバーは天才グループ、付いていくので精一杯、今考えると何と大それた事をやっちまったのだろうと思う。どう考えても、もともと、文化系の頭。よう1年習ったなと思う。このペーパーボックス結構頑丈にできているので、中学に入り別の数学の塾に通うようになっても使っていた。僕は生涯でこの中学1年の時だけ英語と数学は、5段階で5だった。1年間だけ。中学3年間この水色のペーパーボックス使っていたがその後高校に通うようになり使わなくなりどこかに行ってしまった。この箱の名前も当時はペーパーボックス と呼んでいたのかどうかも定かでないが、僕らは大事に大事に使っていた。軽くて丈夫。そしておしゃれ。教科書やノートも結構多く入れることが出来た。 おそらく僕と同年代(50歳前半くらい)のお父さん、お母さんはこのペーパボックスを一度は手にしたと思う。今は見ない懐かしき文房具である。 もう一度、出来れば手に入れたいなぁ。          第92話終わり
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