第1章

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2009年4月14日 授業のオリエンテーションが終わり、一週間経った今は本格的な授業が始まった。 光一は比較的勉強はできる方だった。 一度聞けば大概のことは覚えてるし、基本がわかりさえすればそんなに難しい問題も解けた。 そんな中授業をぼーっとしながら聞いていた矢先 「ねぇ光一くん」 隣から声がした。 「ここの問題わからないんだけど教えてくれない?」 優香が光一に聞いてきた。 「どこがわからないんだ?」 「ここ、私理数系苦手でさ、光一くん結構頭良さそうだから」 そう言いながらノートを見せてきた。 光一はなるべくわかりやすいように優香に問題の解き方を教えた。 「ありがとう光一くん!やっぱり頭いいんだね」 優香が満面の笑みで言った。 2009年4月25日 今日のクラスは朝から騒がしい。 部活を何にするかとか色々な話題があるようだった。 「ねぇねぇ光一くん!」 優香が肩を叩いてきた。 「光一くんは何部に入るの?ちなみに私はテニス部」 そういうと入部届けを見せてきた。 「あぁ そう言えば決めてなかったな」 光一が返す。 「早く決めないとダメだよ!うちの学校は入部強制なんだから~」 そう笑いながら返した 「優香~ 行くよ~」 廊下で優香を呼ぶ声が聞こえた。 「うん!今行く!」 そう返すと小走りで廊下に出て行った。 (部活か....) そう思いながら光一は帰りの支度をした。
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