108人が本棚に入れています
本棚に追加
/76ページ
びくびくと腰を震わせながら、アリエッタは手を伸ばし、エミリオの黄金色の髪に細指を絡ませる。
けれど、アリエッタのか弱い抵抗は功を為さず、エミリオは溢れ出す蜜を飲み干して、今度は舌先で軽く内側をなぞりはじめた。
アリエッタははじめてだから、出来る限りほぐしてやらなければ。
けれど、エミリオにとってもこの行為ははじめてで、彼は目の前の誘惑に抗えるほど冷静でもなかった。
まだそのときではないのだと、頭では考えているのに、エミリオのからだは着々と次の準備をはじめていた。
蜜に濡れた口元を袖で拭い、勢いよく寝間着を脱ぎ捨てる。裸体を晒したエミリオに気がついたアリエッタは、瞳を大きく見開いて顔を真っ赤に染めあげた。
「あ……あの……」
潤んだ瞳と震える唇が、堪らなくエミリオの情欲を煽る。
「ごめん、アリエッタ」
呻くように呟いて、エミリオは桃色のひくつく割れ目にゆっくりと腰を沈めた。
アリエッタが両手両脚を突っ張らせ、その指先が白いシーツに皺を刻む。
「んんっ……!」
「きっつ……」
最初のコメントを投稿しよう!