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「ぼ、僕だってっ・・・ふ、風太がっ、欲し、い」
切れ切れに紡がれる言葉に、風太の理性がプツリと切れる。そんな可愛いことを言われて正気でなんていられないとばかりに、風太は指を引き抜き日和をシーツへと押し倒した。
ボタンを外し、ペニスを取り出す。しとどに濡れるそれを塗りこめるように二、三度捌き、日和の足を抱き上げた。浮かした腰の隙間に膝を入れると、先端を蕾へと押し当てる。
「煽るなって言ってるのに」
「・・・服」
「脱いでる余裕なんてない」
今すぐ犯したい。日和の中に押し入りたい。
ーーーーこいつは俺のものだ。凶暴なまでの思いに支配される。
「い、嫌だ。風太に直接触りたい。服の上からじゃ嫌だ」
風太は眉根を寄せると、乱暴な仕草で服を脱ぎ捨てる。視線は日和を見据えたまま、引き締まった裸体を晒した。ゴクリと日和の喉が動いた。震える手を伸ばす日和に覆い被さり、膝裏を抱え上げた。
そして、綻び誘うように口を開ける蕾へとグッと押し込める。
早急とも言える所作で解した内部は、まだ狭くてキツイ。その中に、時折揺すりながら侵入していく。
日和も協力するかように、吸って吐いてを繰り返してくれた。
グダグダだと思った。余裕をなくし、ガッツク自分に嫌気がさしたが、こうなった自分を抑え切れないことも知っていた。
「だ、大丈夫、だっ・・・ぼ、僕は男だから、少々のことは、耐えられるっ」
苦しげに告げる日和に「バカ」と呟く。
「ば、バカじゃないっ、ふ、風太が早く・・・欲しいんだっ」
みなまでは聞けなかった。タガが外れたように一気に押し込んだ。
あああっと、悲鳴とも嬌声とも付かない声が日和の口から漏れていた。
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