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「日和、日和」
心が求めるまま日和を求めた。
「好きだっ、愛してるっ」
「ぼっ、僕もっ」
目尻に浮かぶ涙を吸い取り、顔中にキスを散らしながら、日和の中を穿つ。
「ふっ風太・・・はげっ、しい・・・」
欲望に突き動かされ、貪る自分はまるで獣のようだと思った。無理やりのように押し入り、日和を食い尽くす。
風太は日和の足を抱え直し日和の弱い場所を攻め始めた。苦悶の表情が快感に歪んでいく。その姿に陶然となった。
どこがじっくりゆっくりだと、自嘲する。本当は、もっと余裕がある風を装いたい。年下だからと、日和に思われないように。
でも好きだからこそガッついてしまうのも事実だ。
「ああっ、風太っ・・・だ、ダメ、そこはっ、ヤダ」
弱い場所を、カリで引っ掻き擦り付ける。身悶え、逃げようとする日和を押さえ付け、更に攻めたてた。
風太、風太と譫言のように呟く。
日和の内部がぞろりと蠢き、風太の屹立に絡み付いてくる。まるで奥へと誘うように蠕動を始めた。
「もっと、奥に欲しいの?」
声が掠れた。痴態を晒す日和にクラクラしてくる。
「あっ・・・お、奥っ。奥に、欲しいっ」
強請る日和の足を大きく曲げる。繋がった場所を真上に見ながら、風太は更に奥へと突き立てた。
「ああっ、い、いい・・・風太、風太」
絡み付いてくる内壁に逆らいギリギリまで引き抜き一気に貫く。淫らに蠢く内壁が喜ぶように纏い付いてきた。
「日和の中・・・すごいことになってる」
どっちが貪っているのか分からなくなる。きゅうきゅうと締め付ける内壁は熱くて、蕩けてしまいそうだ。
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