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たぶんその告白は2、3分くらいで終わって、ドアが閉まる音がしたから、脚立から降りようとした。
でも、その時、バランスを崩してしまって、咄嗟に棚を掴んだから落ちずには済んだけど、その代わりにファイルがたくさん床に落ちてしまった。
脚立から降りて、そのファイルを拾っていたら、
――佐々木さん、盗み聞き?
って、楽しそうな声が聞こえてきて、顔を上げたら、そこには出ていったと思っていた陽がいた。
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